バリ島に 移住をスタートさせて 直ぐに旅行会社での就職が決まってしまった私。それまでは 並外れた幸運の持ち主だったのだと思います。何故かというと その当時は まだ日本人が働く場は少なく、競争率もさぞかし高かったのではないかと思います。そんな中で 学歴も 旅行会社に勤めた経験もなく、事務仕事の経験もない私を 雇ってくれた会社には 今思うと 唯々感謝しかないです。
一つだけ他の人たちと違う点は 新しいビジネスチャンス(自分のスキルに似合った 新しい仕事のジャンルをバリ島で開拓していきたい。。という気持ちだけだったと思います。その頃のバリ島では 観光業は発展していましたが、観光以外のサービス業は あまり種類が無かったのを覚えています。
移住してきた当初の生活の中で 当時を思い出すと不思議なことは
⓵車の方が土地の値段より高かった。
②スーパーやショッピングセンターが無い。あっても品揃えパラパラ~。
③移動手段が少ない。タクシーかバイクを自分で運転するか?もしくはお金に余裕のある人は 車を買い、運転手を雇って運転してもらう。
④プラスチック製品がバカ高い。今はバリ島も脱プラスティックの対策をするくらい プラスティック使用を制限しようとしていますが、当初はスーパーなどからもらった買い物袋などは 丁寧に折って次の何かの為に保管している現地の家庭が多かったです。
当時の 私は東京育ちでしたので 当時は買い物から困難を覚えました。毎日使う食材や日用品は近くのワルン(キオスクのような売店)がどの家の近くにもありましたので、利用できますが、相場が分からないのと、毎回鮮度が違う。。タバコの値段も 各ワルンで料金が違うんです。(今もそうですけど)
とは言え バリ島で生活をすると覚悟を決めたのですから、生活を安定させるべく 南国で食料を保管するには やっぱり 買い置きできる 冷蔵庫だ!と冷蔵庫を最初の家電に選んで購入しました。その冷蔵庫も日本と違い(シャープとかの日本のメーカーです)鍵付きの冷蔵庫なのです。え~~。。お金でも冷蔵庫で蓄える人々がいるのか~?とビックリしたものです。
その後、バリ島の地元の人の家に遊びに行くと 冷蔵庫の保有率がとっても少ない~。家に冷蔵庫が無い家庭が多かったのです。何でかな??と不思議だったのですけれども 後になってから解った事実は 確かに冷蔵庫は冷たくて便利なのだけれども、毎日ワルン(キヨスク)やパサール(市場)で食べる分だけ買う習慣の現地の人々には あまり必要がなかった。。(今でも田舎の方は冷蔵庫保有率少ないかも?)
その代わりに 現地の人々には とっても大切な電化製品がありました。それはどの家にも 100% 必ずある 皆んなが 集まる ‟ 中心の場 ”に座している ‟ テレビ ” 。 テレビは家族団らんの大切な娯楽でした。そうか~。。。。日本となんか違うなあ~。と感じた瞬間です。娯楽は皆んなの欠かせないもの。そんなバリ島。まだまだ これからの暮らしが心配でもあり、楽しみでもある頃の私の感想です。
今でも娯楽は それぞれが スマホで団欒している現地人ですから テレビの団欒は減ったかもしれませんがでも 娯楽はNO1. 大切な家電となっています。 次に続く~